惹起された欲と自由

随筆。思考整理。

 

外部からの刺激で惹起された欲に従って行動するのは、果たして自由ではなく、それ由来の支配下にある奴隷なのではないか。

例えば「広告を見て何かを購入する」「インターネットで知った他人の意見や感想を鵜呑みにする」「高カロリーな食品を食べ過ぎる」「誰とでもセックスする」のような、触れたものの影響を受けて刺激された欲に盲目的に従って問題無いのか。それは自由と呼べるのか。

と気になって調べた結果「リベラルアーツ」という本質を突いたような専門用語に辿り着いて、結局は自発的・能動的な勉強や行動、思考が、自由になる為に必要だという結論に至りました。自身のコントロール、自立が不可欠。

 

根源的な欲はそもそも人間の生存本能、引いては種の繁栄に結び付いていたものの、旧石器時代とは異なり現代では不適切になりがちではないか。例えば、飢餓とは無縁の過剰なカロリー摂取は肥満を引き起こし健康を損ない、大きなコミュニティに属したい欲は既に不要で人間関係の軋轢を生むだけで、乳幼児の死亡リスクが低いのに何度も妊娠する必要は無い上に、加えて性的関心だけを目的としたセックスはコミュニケーションですら無く互いに人間を道具として扱う自傷行為に過ぎない。

何も考えずに欲に耽け負けて流されるのは愚か。欲望の犬。情報の奴隷。パンとサーカス。

余談ですが「アーツ」と付く用語は個人的には「マーシャルアーツ」のイメージが強く「リベラルアーツ」には討論バトルみたいな印象を持ちましたが全く意味が違いますね。

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