タイパ、貧困化、時間選好率の話

タイパ重視は日本の貧困化が進み、時間選好率が高まったことが原因ではないか、という仮説。

 

近年ではタイムパフォーマンス(時間対効果、タイパ)がやたら重視されがちらしいです。この理由として、エンタメが増えて消費する時間が足りないから、みたいな論が出がちなんスね[*要出典]

ただ、俺はむしろ、いわゆる時間選好率(time preference)が高い人間が増えた事が原因じゃないかと思うんスよね。 

 

時間選好率とは、今の消費を将来の消費よりも優先する度合いのことで、高いほど短期的な満足を求める傾向がある、という意味になります。例えば「すぐにもらえる1000円」と「後からもらえる10000円」では、前者が時間選好率が高い選択ってことですネ。

 

ところで、時間選好率が高く、短期的な満足を求めるということは、つまり現状〜将来に余裕が無い状態だということで、それって要は貧困じゃないスか。「時間選好率が高い」は貧困とほぼ同義なンですよね。

ここで、実はタイパ重視というのは、日本人の貧困化が進み、時間選好率が高くなった結果じゃないかという可能性に思い当たりました。

 

エンタメは逃げないですし、むしろしっかり享受して楽しむ方が、中途半端な理解で時間を失わずに済み、損をしないどころか、むしろ知識や感性を豊かにすると思うンですが、どうでしょうか。こっちの方が実はタイパが良くないですかね。

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