注意:R-18作品も含みます
概要
2022年に読んだマンガの中で良かった作品をいくつか挙げて、趣味が合う人からオススメ作品を紹介してもらう事を期待して投稿する記事です。2022年に連載中の作品以外も含まれています。
はじめに
2022年、tdhrはマンガアプリで多くの時間を費やしてしまったんスよね。しかも全部が思い入れがある作品ばかりという訳でもなく、惰性でダラダラと読んでいたモノが多いので反省しています。
とは言え、一方で良かった作品も勿論多くあって、エンタメとして良い経験を得られたのも事実です。
そこで、昨年読んだ作品の中から、個人的にすごく良かった、またはオススメできる作品をまとめることにしたのが本記事です。
本記事で挙げるのは、あくまでもtdhrが2022年に読んだ作品であって、2022年に連載している作品というわけではないです。恐らく忘れてしまった作品もいくつかあると思います。
以下挙げていくマンガと趣味が合う人は、ぜひ@tdhrへオススメのマンガを紹介してください!
※マンガアプリ別、順不同です。上位に来るほどオススメというわけではないです。
※誤字やリンクミスがあったらお伝えください
マンガ一覧(出版社・アプリ別)
Comico
パステル家族
いわゆる日常系のマンガ。心の汚い人間が少なく、とにかく平和。読むだけで汚れや穢れみたいなモノが落ちていく。俺たちはこのマンガを読むために産まれてきたんだ。
単行本の販売を再開して欲しい。
マンガワン
遥かなるマナーバトル
世の中に蔓延るマナーを風刺しつつ、熱いバトルを展開するマンガ。みんな「岸辺露伴は動かない」の「富豪村」回が好き?俺は好き。なので読もう。鬼才。
寿エンパイア
「バンビーノ」の作者が繰り出す、同様なマンガの寿司版。最新の寿司知識も取り入れた、青年の成長物語……と思いきや、中盤からまさかのファンタジー要素が急に出てきて困惑、シリアスの皮を被ったギャグマンガか?うかつな昆布は敗北フラグ。主人公は寿司奴隷を避けられるのか!?エンジョイ!
サンデーうぇぶり
龍と苺
「三月のライオン」「りゅうおうのおしごと!」の戦績を現実で越えてしまい、事実は小説より奇なりを地で行く藤井聡太氏。もうマンガでエンタメ性を出すには、中学2年生(14歳)かつ将棋未プ勢でいきなり竜王戦トーナメント出るしかないよな!
将棋の強さは口の悪さ。現実でも実際に、対局中に罵詈雑言の言い合いしてるンじゃないか、みたいな気がしてくる。
マチネとソワレ
演劇マンガ。転生系(?)だけれど、正直、転生要素は途中で完全に忘れるくらいどうでも良くなった。「ガチの演劇ってこんなにスゲェの!?」という雰囲気を味わえる。演劇知らんけど。
葬送のフリーレン
王道ファンタジーモノを変わった視点(=魔王討伐後)から切り取った作品。ストーリーの合間に過去の出来事が挟まり、高速で伏線回収されるテンポ感が心地よく、同時に感慨を与えてくる。
細かい描写の書き込み方が上手く、完成度があまりに高い。味わい深い。
ニコニコ漫画
淫獄団地
通称「汚い仮面ライダーW」。大量の異常者と異常ワードで殴ってくるパワー系作品。下品。
特別支援系地下アイドルユニット ハッピー障害児ガールズ
ジャンプルーキーから(順当に)消された、今最も危険な作品。っぱ男は皇位っしょ……。
ヴァルハラ・オティンティン館
いわゆる「なろう系」マンガ界の中で一番下品な作品
マガポケ
いじめるヤバイ奴
WEB広告に溢れる「いじめ」マンガとは、あまりに一線を画する、ブラックコメディ。油断しているところに青春バトル要素が突然割り込んできて困惑する。
ただ不謹慎にいじめをギャグの要素としているわけではなく、ちゃんといじめ自体に向き合うストーリーなので安心して読もう。2023.02/17に堂々完結。
ブルーロック
サッカーW杯に必要な決定力が不足していると言われてきた日本代表。ここでエースストライカーを生み出すべく登場するサッカーデスゲーム(?)の監獄「ブルーロック」で主人公はイキって勝ち上がっていくのか!?(ちゃんと勝ち上がっていく)
いわゆる必殺シュートばかりが登場するわけではなく、サッカーの組み立て部分にキャラの固有技を取り入れたのが、ギリギリマジであるかも感を演出してきて好印象。
スピンオフ作品「ブルーロック -EPISODE 凪-」もオススメです。
ヤンジャン!
嘘喰い
以前全話を読んだものの、改めてまた1話からゆっくり読み直しています。
登場人物が賢すぎて、何を言ってるのかわからねーと思わせる頭脳戦ゲームのマンガ。「なんかわからんけどスゲェ」を味わえる。甘えた生活から脱却しなければ、なんて気になる。
それだけでなく、やり過ぎな暴力も出てくる。やはり暴力が全てを解決する。(しない)
ジャンケットバンク
「嘘喰い」と同じようなジャンルの頭脳戦ゲームのマンガ。銀行の地下賭博場の設定はムチャクチャだし、やっぱり何を言ってるのかわからねーので「なんかわからんけどスゲェ」を味わえるけれど、「嘘喰い」より理解できるという説が有力です。安心して読もう。
バトゥーキ
「嘘喰い」の作者による連載中のマンガ。過酷な環境に置かれた少女が、カポエイラを通じて成長していく作品。少女に強そうな事をさせて、活躍しているのを見るのはみんな好き。
カポエイラ知ってます?これを読むと異様なカポエイラの解像度で、めっちゃ詳しくなった気になりますし、カポエイラは格闘技の中でも圧倒的に強い気がしてきます。
スタンドUPスタート
エンジェル投資家の主人公が、日本の埋もれていく人/会社を輝かせていく話。現代のテクノロジーベースの話が、実話のように展開されていくのでワクワクさせてくる。
ちゃんと技術がある人がちゃんと評価されるのは、報われる世界を感じられて心地良い。俺たちも技術を身につけよう。
ゴールデンカムイ
ハリウッド的大作マンガ。エンタメ全詰め。もはやみんな知ってる国民的作品。
頭空っぽでも、考察しつつでも、「分かる人には分かる」な教養や雑学をフル動員させても楽しめる傑作。
ゼブラック
HUNTER×HUNTER
昔からなんとなく「王道作品ばかり読むのはダセェ、尖った作品こそ至高だろ!」みたいな歪んだ価値観があったんスけど、いい歳になり落ち着いた結果、王道作品に向き合えるようになりました。
ストーリーもキャラも世界観も伏線も、マジで良かったです。流行った作品は、流行っただけの理由があると分かる面白さ。
BLEACH
僕は ついていけるだろうか
君のいない世界のスピードに
アンデッドアンラック
ラブコメと思いきや異能力バトルのマンガ。
現代人に必要なのは、中だるみがほとんどない怒涛の展開のコレだった。そして異常な量の伏線と謎。鬼才。
サイコミ
TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには
いわゆる「俺TUEEE系」が主人公のマンガ。だけれど、主人公がとにかく不遇なのでバランスが良い(?)。
やり過ぎくらいが丁度良い、というのが分かる名作。疲れた時にはこういう作品が効く。
少年ジャンプ+
センコーバトル
縦読みマンガ全盛期の時代が来ようとする中、実験的・挑戦的な試みをしているマンガ。
大きな括りで言えば「能力バトルトーナメント」みたいなジャンルだけれど、所々で好き放題やっていて楽しそう。
ハイパーインフレーション
経済バトルマンガ。一風変わっただけの能力バトルかと思いきや、しっかり経済の解説がある。金本位制から本位貨幣、貨幣製造、そしてタイトルのインフレーションの社会的影響についてまで学べる名作。このままビットコインが価値を持つところまでやって欲しいけれど、さすがに無さそう。
妙な性嗜好を感じるので教育には使えない。残念。
バンオウ -盤王-
将棋マンガで、説得力を持たせつつも、あまりやり過ぎないように主人公を強くするにはどうすれば良いのか……主人公を長生きさせればエエんや!
棋士はちゃんと将棋が強く、しかし主人公も強いだけの理由が描かれているので、変なモヤモヤを抱えなくて済む。そして将棋を指す人全員に対する愛もちゃんとあるので、温かい気持ちで読める。
株式会社マジルミエ
魔法少女 + 会社。ちゃんと技術がある人がちゃんと評価されるのは(略)。
技術者のカッコよさがファンタジーを介して、ふんだんに伝わってくる。俺たちも技術を身につけよう。
歯医者さん、あタってます!
極道デンタルコメディ(何それ)。
登場人物がほぼボケ担当でツッコミ不在。情報量が多い上に、勘違いが散らかったまま突き進んでいき、最終話ギリギリまで風呂敷を広げ続ける怪作。2023.1/21堂々完結。
ゴダイゴダイゴ
巨大ヒーロー(オジサン)が街を守るマンガ。なんでインディーズ連載なのか分からない、異常に完成度の高い作品。(作者都合?)
見た目が地味でダサくても、強くて優しくて仕事のできるオジサンはカッケェ。
漫古☆知新-バカでも読める古典文学-
ムチャクチャやっとる
各話後の解説がムリにひり出されている、と面白おかしい高評価を受けがちなところ、実はそう当たらずとも遠からずな解説だと個人的に思ってます。たぶん。人間は自身の理解を促進されると心地良く感じてしまう。
左ききのエレン
大手広告代理店デザイナーの平凡な主人公が、天才に囲まれながら、努力してなんとか爪痕を残そうとするストーリー。
俺もいい歳していまだに天才に憧れてるし、世界に爪痕を残したいけれど、あまりに何もかも中途半端すぎるので、このストーリーにはグッと来てしまう。
LINEマンガ
喧嘩独学
いじめられっ子がケンカの方法を動画で学び、人気配信者になっていくサクセスストーリー。舞台が現代の、成長&勧善懲悪モノ。令和版ホーリーランド。
時代は路上の柔道ではなくカーフキック。ところで、最新話で強くなり過ぎじゃない???
SPERMAN
超(スーパー)精子を持つ主人公がヒーローとなり活躍する話。
バカバカしい。好き。
エロマンガ家、異世界へ行く
中学生が考えたようなあまりに直球な、下ネタ異世界転生モノ。バカバカしさを高め、ストレートに来ると、何だかんだ面白くなってしまう事を証明した作品。
出会った時には既に、惜しくも打ち切り。もう少し早く知っていれば、少しは布教活動ができたのだろうか。残念。
湯けむりスナイパー
殺し屋(スナイパー)だった源さんが、闇稼業から足を洗い、温泉宿の従業員として住み込みで働く人情物。スナイパー要素はほぼ無し。
ダンディな男の魅力が詰まった源さん、ストリッパーのトモヨ、マツタケ取りの松三、3キャラがとにかくエモい。時代錯誤な表現があるものの、現代にも通ずる人情が体験できる。
ウィッス。
最強伝説黒沢
「新」の方も併せて再読。以前から名作だとは思っていたものの、ある程度歳をとってから読むことで、視座が変わってさらに奥深い作品に感じた。
黒沢は何をやっても空回りし、旧時代に取り残された、反面教師的な存在として描かれつつも、どこかバカにはできない信念を抱え、努力し、挑戦し続ける。
人間は誰もが道を少し踏み外すだけで、黒沢のようになる可能性があると、みんな内心思っているんじゃないか。そこで決して諦めない黒沢に、俺達は共感し、勇気をもらえる。
親父
親父が実は生きていて、突然ムショから帰ってきた!どう見てもカタギじゃないが、実はただのコミュニケーションが下手なだけのメッチャ良い親父!圧倒的カタルシスのある人情モノ。
個人的に2022年最高作品。単行本が手に入るうちに、みんなも急いで3巻揃えよう。
コミックDAYS
アンダーニンジャ
「アイアムアヒーロー」の作者が描く現代ニンジャモノ。テクノロジーをふんだんに使用した忍術バトルが展開されるも、世界観や設定があまり説明されずに淡々と進み続けていくので「何読んでんだ俺」という前後不覚感に陥る。
忍者と極道
忍者と極道が現代で能力バトルする作品。ケレン味の塊。すごい大量の頭が吹き飛び、大量の人が死ぬ。
胡散臭い当て字と、やり過ぎなキャラ能力。勢いがすごい。
テロール教授の怪しい授業
テロとカルトに対する講義授業を行うマンガ。テロは日常と地続きだし、カルトの洗脳は回避が難しい。マンガで分かりやすく講義してくれる。普通に為になる。
打ち切り?謎の力が働いた???
ピッコマ
チ。―地球の運動について―
地動説マンガ。地動説を推すという事は異端思想であった、という歴史は誰でも知るところだけど、そこに、もしかしたらあったのかもしれないストーリーをマンガで描いた作品。
歴史の事実の羅列が、マンガストーリーになった途端に、エモく、尊い信念が感じられる。
マンガほっと
ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~
人気の男性配信者チームのメンバーが、順番にヤベェ女に絡まれる話。
現実にギリギリいそうなサイコ女と、本当かどうか分からない人気配信者の裏側を、同時に見れた気分になれてお得!
東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男
大麻で一山当てに行く花屋の話。この話の中身がどれくらい信頼できるのか全く分からないけれど、アンダーグラウンドのそれっぽい話を垣間見るのは楽しい。
当分は無いと思うけれど、恐らくアメリカは産業の一つとして大麻を日本に輸出したがっているので。今のうちにこれで大麻のことを勉強して、いざとなったらみんなでミックを作ろうな!
コミックNewtype
鍋に弾丸を受けながら
治安の悪い場所にはとんでもなく最高のメシがある、という論を持つ作者が、世界の危険地帯を渡り歩き、実際に出会ったメシをレポートするマンガ。
危険地帯のノンフィクション、ドキュメンタリーとしての面白さに加え、メシがマジで美味そうなのが良い。しかし当然ながら、ほとんど日本では食えない。悲しい。
最後に
下品であったり、異常者が多かったり、情報量が多いことで頭を殴ってきたりするような、思考する気を無くしてくるような経験を与えてくれる作品が好きだと分かりました。
感性が似ている人がいたら、ぜひ@tdhrまでオススメマンガをお伝えください!