「偽:善意の花」と謝罪について

「偽:善意の花」のサービスを終了しました。

偽:善意の花
善意の花を咲かせるサービスです

前回の「善意の花」の記事については下記をご確認下さい。

<今回の仕様変更について>
・色と花のデザインが変更
・サービス全期間中に計1回ではなく、1日に計1回植えられるようになった
・処分された花の累計が公開表示になった
・花を処分する際に警告が出るようになった

 

<今回のサービス稼働の目的> 
・体験したいという人へのサービス
・tdhrのエゴ

 

<tdhrの目的>
今回の「偽:善意の花」は「善意」と銘打ったものを実際に運用・目的達成できるのかという、tdhrの更に強欲な、エゴの塊のような実験だったんスね。ここについて謝罪しないといけないと思っています。

 

その前に、今回用意していた3つの「偽」の話をします。

1つ目の「偽」ですが、善意の花がそもそも善意ではないという事です。これは前回の記事を読まれた方は、既にみなさんご存知だと思います。

前回の記事では、そもそも善意は相手に押し付けるものではなく、相手の気持ちをしっかり理解した上で、その思惑通りに手助けする事だ、という結論付けをしています。

 

そして2つ目の「偽」として、最も重要なシステム変更として、実は「1人あたり処分できる花の数の上限が5本までに制限されている」というシステムが実装されていたんスね。

何本でも処分したぞ、という人もいると思うんスけど「実は5本以上は、その人の画面上で処分したように見えているだけで、実は処分されていない。虚無の行為だった。」「一度処分した後は、5分経つまで、何も生えていない偽の画面を見せられているだけ。」という仕様になっていました。

 

3つ目は2つ目と近いですが「表示されている処分された花の数」です。サービス稼働中に処分された数として表示されている「2065本」は実際に処分された数と、虚構の花が処分された数を合わせた数値となっていました。実際に処分された花の数は「722本」です。

差し引きで、計「1343本」の虚構の花が処分されていた事になります。 

 

以上が3つの「偽」となります。

 

ところで、今回は明らかに花を植えるのが善意だという雰囲気・空気感になっています。他方で、処分された数=悪意も可視化されています。つまり対立が明確にされ、ルールが明言されているんスね。善意というよりは、もう少しゲーム性を追求した空気感を意図していたつもりです。

しかし、実は今回達成された「ある程度の本数の咲かす事に成功した」という結果は、tdhrのエゴによる難易度調整をされた過程を通しての、ある意味偽りのものでした。前回の記事で「エゴ(=スクリプト)によって達成された結果自体より、相手の気持ちを考える事が大事」といった内容を提示していたところ、このような真似をしてしまい本当に申し訳ないです。

そして加えて、「悪意」と設定した、花を処分する行為自体も「本人からすれば悪意が無い」という人がいるのも事実でしょう。これも騙すような真似をしてしまった事も申し訳なく思います。

 

果たして、今回は運用の問題を考えていたんスけど、結局は花を増やしたかった方、抜きたかった方のどちらも騙していた、という事になります。重ね重ねになりますが、本当に申し訳ありません。

 

これはtdhrが黙って墓まで持って行けば、どちらの側の方々も満足してもらえたのでしょうか。それとも、分かった上でも満足してもらえたのでしょうか。

そして、これは善意の嘘なのか、それとも嘘は全て悪意なのかただのエゴだったのか、考えても分かりませんでした。

 

というわけで、以上、結論は出せないままでしたが、「善意の花」及び「偽:善意の花」はこれで完全に終了となります。

少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。

 

 

 

 

 

 

以下、tdhrのエゴと悪意が続きます。優しい気持ちを維持されたい方は読まなくても大丈夫です。このままブラウザを閉じて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、善意システムの運用がテーマでした。しかし、悪意の取り扱いに対しては、どうしても正解が分からないんスよね。そもそも悪意の行為を行っている当人にとっては、それ自体が悪意だと気付いてない場合が多くあるように思っています。

その為、今回は「隔離」が正解だという仮説を実行させてもらいました。

最近の一部のオンラインゲームにも、あまりにプレイマナーが悪いと「隔離部屋」と呼ばれるサーバーに強制移動させられるという仕様があります。「隔離部屋」サーバーには、同様にプレイマナーの悪いプレイヤー同士しかいない為、健全なプレイヤーは対戦を邪魔されない、という仕組みです。

「偽:善意の花」の規定以上に花を処分した人に対して、虚無を処分させていた仕様は、この「隔離部屋」に着想を得たシステムです。

 

しかし、このサーバー隔離だけで、世の中の善悪問題は本当に解決するンでしょうか。加えて、世の中の全ての環境において隔離部屋が必要になってしまうのではないでしょうか。

いっそ、この隔離されるべき個人が特定され、価値観が合わない人間として、互いの理解を諦めてしまい、以後完全に関係を断った方が、お互いの利益になるンじゃないでしょうか。

 

そこで、今回はもう1つ隠していた要素として「規定以上の花を処分したtwitterのアカウントを特定するシステム」が用意されていました。

サービス下部にあるツイートボタンを押すと、現在の花の本数をツイートできるようになっていますが、ここで自動的に挿入される文章が、規定以上の花を処分した人の場合、微妙に変わっているという仕様だったんスね。

加えて、今回緑色になった背景なんスけど、こちらは規定以上の花を処分した人の場合、この色がほんの少しだけくすんだ色になるような仕様でした。

twitterにてある特徴のあるツイートをしている人、くすんだ緑色の背景のスクリーンショットをアップロードしている人は、善意を信じていた人からすれば「悪意の塊」のような人なので、他のサービスでも予め距離を置ける……そんな仕様となっていました。(ただしこちらは思惑とは外れ、当該ツイートをした人は見つかりませんでした)

 

ただ念の為、もう一度書いておきますが、あくまでも理解しておいて欲しいのは、彼らの悪意は相対的にしか判断できず、全員を「絶対的な悪意」であると安易に結論付ける事はできないという事です。そもそもが、今回のサービスの花を咲かせる事自体が、善意ではなくエゴなンです。

 

そもそも、今回「本人が悪いと思ってないなら公開しても問題ないだろ」と晒し上げるような仕様を用意し、実行したtdhr自体が一番の悪なのかもしれません。

不快に思われた方がいましたら申し訳ありません。

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