史上最強の哲学入門を読了

史上最強の哲学入門が思っていたのと違ったけれど、良かったという話。
 
先日も書いたンですけど、歳を取る前に哲学を始めようと思って、まずは初心者向けと思われる「史上最強の哲学入門書(著:飲茶、イラスト:板垣恵介)」を購入し、ようやく読了しました。

で、売り文句なんですが……

真理に殉じた最強の論客ソクラテス、近代哲学の偉大なる父デカルト、神を殺した狂気の超人ニーチェ…強者の論を踏み台に、さらなる強者が出現する。そう、哲学の歴史はまさに闘い!!偉大なる哲学者たちが繰り広げてきた、頭脳と頭脳の闘いの歴史を、驚異的な噛み砕き方でわかりやすく紹介。最強の哲学入門書、降臨!!

「最高の真理を求めた男たちの熱き闘い!」
「人間狂気が蘇った!超人!ニーチェだァー!」
「デカカァァァイ!説明不要!哲学界の大巨人アリストテレスだ!」
「まさかこの男がきてくれるとはッッ!哲人王プラトン!」

と、こんなテンションなので、俄然テンションが上がって、即ポチって読んでみたんですが、まぁ別に決闘シーンは無かったんスよね。バキっぽいシーンがあるわけでもなく、期待を裏切られて、若干詐欺じゃないかと思っちゃいましたね。
とは言え、非常に分かりやすく網羅的に書いてくれていたので、哲学初心者の自分としては勉強になった上に、読み物としても面白かったので、結果としては良かったです。大体時系列になっているので、ある哲学者の考えがあって、それに対して反論して、またそれに反論して、と徐々に真理に近付いていく感じがワクワクしました。
結局、真理についての現状は不明だったンですけど、真理の有無も、相対主義と絶対主義も、資本主義と共産主義も、交互に来てどちらが正しいとなかなか結論付けられない事はなんとなく分かりました。
ちなみに作中で一番好きなのは「ルソー」でした。無職だったり、愛人と子供を作って捨てたり、婦女子に尻を出して喜んでいたりしていたけれど、文学センスは抜群で、40代で一発逆転のチャンスを掴んで歴史に名を残せたのは、希望が感じられて良かったです。
 
次はウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」を(解説だけでも)読んで、分かった気になりたいと思ってます。
 
 
台風が来るので家で夕飯をつくっておこう、と久々に低温調理器でローストビーフを作ったんスけど、ネットで見かけた「舞茸でメッチャ柔らかくなる」という情報を信じて試したら、マジで柔らかくなりました。
ただ、塩コショウみたいな味付けは舞茸に持っていかれて、ローストビーフ自体は控えめな味になっちゃいました。要検証っスね。
 
 
最近の筋トレ
スクワットを 1 SET 追い込み。翌日に残って私生活にモロに影響が出るのでつらい。

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