tdhrが15年程前に作った、存在さえ忘れていた曲をspotifyで配信して欲しい。そんな旨のメールを受け取った。嬉しさと困惑で複雑。
データが残っていれば残っているだけ曲を配信したい。何なら完成させたい。ほとんどの曲は未完成のままアップされたものだったので。
当時、作曲に使用していたのはjeskola buzzという、モジュラー型かつトラッカー型のマイナーなDAW。完全にフリーという理由で使い始めた。今(2025年)でもまだ採用されていないような革新的な機能、高価な有料プラグインにしかないような機能が、マシン(モジュール)として有象無象に色々搭載されていた。今でも動くのか?追加で入れていたVSTはまだあるのか?
ミームという言葉は元々「模倣子」という情報の遺伝子みたいな意味だった。俺の曲は、その意味でのミームとしての俺の子供で、いつの間にか俺の手を離れて、勝手に誰かに影響を与え続けていて、孫のような何かを生み出し続けている。
ミーム(インターネットミーム)というワードは今ではおもしろバズコンテンツみたいな意味になってしまっている。俺もおもしろバズおじさんになれているのか?

