「チー牛」は悪なのか

「チー牛」は本当に蔑称で良くない言葉なのか考えた結果、何にせよ使うのは良くないという結論に達した話。

 

もうみんな知ってると思うんスけど、先日、ゲームメーカー「セガ」取締役CCOの名越氏が「ぷよぷよ」のセガ公式大会に出場した選手に対して「チーズ牛丼食ってそうな感じ(以下、チー牛)」とコメントして炎上したんスね。

セガ取締役「チーズ牛丼食ってそう」 ぷよぷよゲーマーの外見揶揄かと物議→謝罪
大手ゲームメーカー「セガ」が配信した動画をめぐり、一部視聴者を不快にさせる表現があったとして、同社は2020年7月29日、「お詫び申し上げます」と謝罪した。動画では、人気パズルゲーム「ぷよぷよ」のeスポーツ選手に対し、セガの取締役CCOが容姿を揶揄するような発言をし、物議をかもしていた。ユーチューブなどで生配信セガは7...

で、このニュースを見た時に、俺は「ネタとして使う分には問題ないンじゃないか」「チー牛は本当に悪い立場なのか」と疑問に思い、色々考えてみました。

 

結論として、やっぱりダメですね。

 

元々チー牛という言葉自体は、なんJ で陰キャの代名詞として自虐・自嘲気味に使われていたという空気感があったように思います。これが生まれたのは、インターネット上の狭く限定された空間に人が集まった結果、どんどん先鋭化・過激化していったせいじゃないスかね。[要検証]

(※チー牛、なんJ、陰キャ/陽キャについては発祥や歴史をしっかり語れる自信が無いので割愛します。詳しくはググって下さい。)

これが少しずつ一般的なネットミームとして使われるようになってきたンで、単語自体の自虐の空気は薄まり、単なる蔑称としての意味を強めたように思います。

 

今回の件はこれに加え、特に名越氏の「陽キャ性」が大きく関与していたように思っています。問題となった件の動画を観てもらえば分かるんスけど、名越氏の見た目は、明らかに、いわゆる「陽キャ寄りのそれ」なんスね。

陰キャと自嘲している側からすれば、今回の発言は盛り上げる為のネタというより、目の敵からの罵声として捉えられがちで、不満を買いがちなのは当然でしょうね。(そもそもポリコレや反ルッキズム、フェミニズムなど平等に関する思想が非常にセンシティブに扱われている時代に、取締役からのこの発言は迂闊過ぎるんスが。)

(ちなみに「ぷよぷよ」ファンの、開発サイドに対する「要望を全く分かってもらえてない」「儲けるために惰性でシリーズを続けているんじゃないか」という積年の怒りも含められている気がしますが、こちらは断言はできず、大きく脱線しそうなので割愛します。)

 

ところで、チー牛や陰キャ自体が、ネガティブな存在なのかどうかと考えていたんスけど、これは個々の価値観や好き嫌いの大きく影響されそうなンで、絶対的な答えは出ないと結論付けました。と言うより、そもそもチー牛や陰キャの良し悪し以前に、ネタとしてでもレッテル貼りすること自体がダメだと気付きました。

レッテル貼りは相手を特定の属性として評価する行為なンで、その評価自体が相手の意にそぐわない場合は不快にさせる(罵声になり得る)可能性があるんスね。ひいては「○○していそう」は全てレッテル張りになり得るンで、結局「想像をアレコレ言う事」自体がダメになりそうスね。‬

 

というわけで、今回のようなオープンな場所で、チー牛という表現を使ってもデメリットが多すぎるンで、使うのは全く良くないスね。悪手。

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