「ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団(Vita版)」をほぼクリアしたので感想残しておきます。ネタバレあります。
PlayStation Vitaをずっと使ってなかった事を思い出し、久しぶりに使おうと良いタイトルがないか探していたんスけど、ちょうど良い作品でした。
所感
評価:★★★☆☆(この系統の3DダンジョンRPGのジャンル、日本一ソフトウェアの空気感が好きならオススメ出来るけれど、万人向けじゃない)
プレイ時間:80時間程度(眠い中プレイして何度か寝落ちしてしまったので詳細は不明だけれど、たぶんこれくらい)
完全にはクリアしてないんスけど、用意されたいわゆる「通常エンド(不可撃破)」とその後の「隠しダンジョン入口部分(グラン・コリドール)」までは終えました。実質クリアで良いと思います。
と言うのも、たぶんプレイした人の99%が言っている「グラン・カテドラルの手前までは良い」が全てなんスよね。残りはYouTubeでネタバレ動画を探して観れば良いです、マジで。俺もそうしました。みんなもそうしよう。
良かったところ
ストーリー
エンディングまでに想定外のどんでん返しバッドエンドを2回を挟んでくる、ザッピング方式のストーリー3部構成が最高でした。ストーリーでは時空が前後したり、まさかのキャラの中身入れ替えまであるンで何度も困惑したんスけど、第3部ではちゃんと通しでの解説があるンで安心しました。
最近にありがちなジャンル要素(ミステリー、サスペンス、バトル、SF、ファンタジー、エロ、グロなど)をストーリーとキャラに詰め込み放題の「ザ・エンタメ」でした。最高。
あと、めっちゃ百合。
システム
色々と痒い所に手が届くのが本当に良かったです。特に3DダンジョンRPGの面倒くさい所をラクさせてくれる「降霊灯スキル」のお陰で、気楽にプレイができたのが何より良かったスね。
キャラメイキングのこだわりが強く出来るのに加え、何より魂移し(いわゆる転生)でキャラを作り込む際にスキルがほぼ全部引き継げるのも気軽で良かったです(ただしキャラメイキングも魂移しを何度かやる内に面倒くさくなってしまったので、素直に良いとも言えない)。
スキルの組み合わせや武器合成の強さのバランスが怪しく、ゲームブレイカーみたいなのがチラホラあったのは賛否出そうですが、個人的にはアリです。イヤなら縛れば良いと思ってます。選択肢が多いのは良い。
ちなみにドナム特化カヴンを1組作っておけば通常エンドまでは無双できそうな点が特に怪しかったスね。
悪かったところ
グラン・カテドラルの仕様
正直言ってこの運ゲー単純作業を延々させる仕様自体にはそこまで大きい文句は無いんスよね。と言うのも「辿り着き得ない世界線への細いルート」っていう表現の為にはこれ以上無い作りなンで。
ただ、その「クリアさせる気のないダンジョンを完全攻略する」が前提のストーリーとなっているのが本当にダメ。これを突破しないと本筋のストーリーが完全には消化されずモヤるんスよね。つらい。
とは言え真エンディングのカタルシスは本当に凄いので、ある程度辛くなったらいっそ諦めて、でも我慢せずにネタバレ動画を観て欲しいですね(ただし過去作をプレイしておかないと完全には謎が解けないっぽい点は少しモヤモヤ)。
バグ(修正済)
マナ還元で、決定後の分解中にカーソルを上下に動かしてしまうと、その先のアイテムが警告無しに分解されてしまう致命的バグ。これでいつの間にか一品武器が消失したのマジで許さん。
魂移しメニューで履歴が見れない
せっかくステータス画面に見やすい魂移しの履歴があるのに、なんで肝心の魂移しメニューでそれを見られないんスか?マジで何で???
魂移し後にスキルが全部つけ直し
仕様上ある程度仕方ないと思うんスけど、マジで面倒くさいンで、もう少し自動化して欲しかったです。「スタン特化」とか「サポート回復特化」みたいなソートで、いわゆる「最強・自動」的なやつ。
雑なノルマ
ストーリーを進めるのにサイド依頼イベントを必須にしたのが謎で、まァ百歩譲ってそれは良いんスけど、そこで必要な素材集めが面倒くさすぎてダメ(そもそも不可戦にほぼ必須の結魂書がこっそりサイドイベントに配置されているの謎過ぎる設定じゃないスか?)
それから途中に出てくる歪み探検は、本当に何だったのか……(しかも過去作やってないと全く意味不明なやつ)。
最速でも遅い戦闘メッセージ表記
サポートの回復数が増えると、メッセージスピードが最速でも戦闘終了後に待たされ過ぎるので、更に早い設定が欲しかったです。
狭間の隠し部屋のキャラクター
存在意義が謎。ググった感じ過去作が若干関係ありそう?DLC?続編?伏線にしてはキャラ多過ぎません?
まとめ
何だかんだ楽しかったです。アプデ対応待ってます。